夏のしめくくりでどこかに?と考えた末、軽井沢に決めました。丁度、大学時代の友人が暇していたので誘ってみたら、OK!の返事。じゃ行こうということに。
今年は昨年に比べ猛暑を超えて酷暑の日々が続き、少し涼しさを取り戻したかに思われたのも束の間、湿度が高く、不安定な大気状態。私の家は軒下というものがないので、洗濯物がずぶ濡れに・・・・・。というのも何度か。
少し、さっぱり、スッキリしたところに行って美味しいものを食べて帰ってこれればいいなと考えたわけです。イメージがただ「軽井沢」ってだけで深い意味はありませんでした。避暑地といえば軽井沢、そんな連想しかわかないので(笑)。
というわけで、東京から、北陸新幹線で軽井沢まで行きました。元は長野新幹線の名称でしたが、金沢まで開通してから北陸新幹線と名称が変わりました。
東京から1時間20分程度なのでちょっと一休みと休憩しているうちに着いてしまいます。軽井沢駅に着いたら、纏わりついていた怠く重い湿気の鎧が脱げた感じで、スッキリ、シャキッと逆に肌寒いくらいで、上着を持ってきて正解でした。
株式会社アトリエ・ド・フロマージュという会社が運営する店舗の軽井沢ピッツェリアでランチをしました。この会社の創業者はフランスにチーズ造りを学びに夫婦でわたり信州の自然でその学びを生かし30余年にわたりチーズ造りを生業としてきた方々です。
私もチーズが大好きなので、このお店に立ち寄ることも目的の一つでした。軽井沢のさっぱりした気候の中での濃厚なチーズを味わってきたことと、浅間山の麓近くで評判の高い「ホテル軽井沢1130」の天然温泉の旅綴りました。
「ちょっと軽井沢行ってみようかな」という人は参考にしてみてください。
目次
♪行って良かった!軽井沢・夏のしめくくり
「軽井沢ピッツェリア」
軽井沢駅から国道18号を横切り、軽井沢本通り沿いに街並みを見ながら歩くこと5~6分でしょうか「軽井沢ピッツェリア」があります。
↑人気店なので人が並んでます。
ランチタイムは11:30~15:00まで。 二人とも朝はほとんど食べていなかったのでこのチーズフォンデュの垂れ幕で吸い込まれるように店内へと思ったのですが、流石に人気店だけあって30分待ち。しばしオアズケ状態でした。
やっと順番が巡ってきて、何を食べようかなぁと考える間もなく友人が待ちきれずツインのコースで頼んじゃいました。とにかく店の前で並んで待つくらいなら食べないというくらいの順番待ち嫌いな友人でしたが、流石に軽井沢まで来てそれはないだろということで我慢していたのですが・・・・・。
ボリュームたっぷり料理
・パルマ産生ハムと手作りモッツアレラチーズのサラダ
モッツァレラチーズは韓国料理のタッカルビにも使われるそうで、トロトロチーズのレシピなど見ると濃厚なイメージがしますが、熟成工程を経ないためフレッシュチーズの部類に属します。
とにかくこのボリュームたっぷり感を見てください。生ハムにチーズがからまった味がたまりません。
・ピッツァはマルゲリータとクアトロフォルマッジのハーフ&ハーフ
クアトロフォルマッジとはイタリア語で「4つのチーズ」という意味です。チーズはサラダにも使われていたモッツアレラやゴルゴンゾーラ、パルメザン、グリエール、エダム、シュレッドなどいろいろ組み合わせはあるそうですが私には何の組み合わせかわかりませんでした。(笑)
・季節のパスタ
季節のパスタは時期により旬な食材を堪能させてくれます。友人はわかりませんが、トマトの好きな私にはとてもお気に入りの味でした。あさりもふんだんに使われていて、潮の香もそこそこに感じられる逸品でした。
「ホテル軽井沢1130」
1130って何?
たっぷり食べて濃厚なチーズも堪能し、二人で完食。かなりお腹にずっしり感で眠くなってしまいました。二人とも思いは同じで軽井沢本通りをそのまま真っすぐ来た道を戻り他に入ることもなくホテルのシャトルバスを待ちました。
よっこらしょと乗り込み走ること50分くらいでしょうか。浅間山を臨む「ホテル軽井沢1130」に着きました。「1130って何?」と思いましたが標高1130mのことだそうです。なるほど!
難を言えばちょっと50分は長かったかな?という感じです。バスに弱い人はちょっと前もって酔い止めとか飲んだ方がいいかも。せっかくの楽しさが半減しちゃいますからね。
料理もバッチリ!美味しかった
シーズンバイキングで夕食でした。ステーキがなかなか美味しかったです。いろいろ口コミには書かれていて決して良い書き込みでない場合もありましたが、実際には我々二人は結構満足してました。
ブッフェでの朝食も良かったですしね。和洋折衷で、満足の朝食でした。
別荘のような部屋のこと
泊まった部屋はツインルームでしたが、確かにうたい文句通り、別荘のような感覚で窓から見える景色は絶景でした。普段山とか見えない平らなところに住んでいるのでちょっとした異空間に二人とも入り込んだ感じで日頃のストレスもすっかり忘れてました。
天然温泉最高!
さて温泉ですが、せっかくなので露天風呂にいきました。お湯の色は表現は悪いですが、出がらし茶の緑と茶色を混ぜたような色でした。
~浅間山の麓からの天然温泉~
★泉質は炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、ナトリウム泉
★効能は胃腸病、関節痛、疲労回復
尚、温泉用語ですが、泉質とは温泉水1Kg中に含まれる溶存物質量によって10種類に分けられます。先述の3つ(炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、ナトリウム泉)はそのうちの3つです。
詳しくは環境省のWEBサイトを参照ください。→https://www.env.go.jp/nature/onsen/
私ももともと胃腸はそんなに強い方ではないのでゆっくり湯治のつもりでつかってきました。また、疲労回復にもいいようなので一石二鳥でしたね。
夏の終わり、旅のおわりに
なかなか大学の友人とも会いそうで会わないのです。4人で会うと必ず麻雀になってしまうのですが、今回は2人旅だったので流石にそれはありませんでした。ひどい時は奥多摩に皆で紅葉を見に行く目的で民宿に泊まり、雀卓を囲んで徹夜麻雀。
結果、翌日は疲れ切って目が紅葉色に。みんな面倒になりそのまま運転して帰った過去もありました。
天皇皇后両陛下の昔の話題で軽井沢でのテニス風景が良くメディアに取沙汰されましたが、友達も「俺たちが軽井沢に来るようになったら末期だな」とうそぶいていましたが、全くその通りだなと思いました。
避暑地としての軽井沢、どこか高貴な感じのする響きでしたが、シラケ世代の台頭である我々が足を踏み入れるところではなかったはずと思ってましたが、今では手軽に新幹線ですっと行けますね。
信州の山並みからおりてくるマイナスイオンたっぷりの大気を肌で感じられました。ホテルの天然温泉に2人でつかりながら、窓から眺める山の稜線をかすかに目で追いながら昔話に花をさかせ、心も体もほんわかと温まって帰ってこれました。
地元に帰り、残暑でまだ蒸し暑い空気も、「まあいいかな」と許せる気持ちになりました。いいですよ夏の終わりに軽井沢。機会があったら、軽井沢で夏の疲れをリフレッシュしてみてください。